遺伝カウンセラー

◆遺伝カウンセラーとは

認定遺伝カウンセラーは、日本遺伝カウンセリング学会と日本人類遺伝学会が共同認定する民間資格です。2005年に認定遺伝カウンセラー制度が発足しました。

遺伝カウンセラー(認定遺伝カウンセラー)は、ゲノム医学の発達に伴い需要が高まりを見せている遺伝カウンセリングの専門家です。

 

認定遺伝カウンセラー制度委員会では以下のように定義されています。

  • 遺伝医療を必要としている患者や家族に適切な遺伝情報や社会の支援体勢等を含むさまざまな情報提供を行い、心理的、社会的サポ-トを通して当事者の自律的な意思決定を支援する保健医療・専門職
  • 医療技術を提供したり、研究を行う立場とは一線を画し、独立した立場から患者を援助することが求められる
  • 遺伝カウンセリングについて一定の実地修練を積んだ後に資格認定される専門職。必要な要件としては、「最新の遺伝学を持つ」「専門的なカウンセリング技術を身につけている」「倫理的・法的・社会的課題(Ethical-legal-social issues: ELSI)に対応できる」「主治医や他の診療部門との協力関係(チーム)を構成・維持できる」
  • 認定遺伝カウンセラーとなりうる基盤の職種としては看護師、保健師、助産師などのメディカルスタッフや、臨床心理士、社会福祉士、薬剤師、 栄養士、臨床検査技師などのコメディカル・スタッフ、また生物学・生化学などの遺伝医学研究者やその他の人文・社会福祉系などの専門職。

 

ゲノム医学とは

ゲノム医学とは、ヒトゲノムの特徴を利用した、遺伝的統計学は定量的側面からその根幹を支えている新しい学問分野。

なるには・資格・収入・等

認定遺伝カウンセラーの資格を取得するには、認定遺伝カウンセラー制度委員会が実施する認定試験に合格する必要があります。

受験資格としては遺伝カウンセラー養成専門課程修了者ですが、一定の条件に該当すれば受験資格を得ることもあるようです。

認定遺伝カウンセラー認定養成課程がある大学院は、川崎医療福祉大学大学院、京都大学大学院、近畿大学大学院、千葉大学大学院、東京女子医科大学大学院、長崎大学大学院、東北大学大学院、藤田保健衛生大学院です

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