学芸員

◆学芸員になるには

学芸員とは余り聞きなれない言葉ですが、博物館の専門職員です。
欧米では「キュレーター」という職種がありますが、日本ではこのキュレーターを学芸員と訳しています。

博物館の種類としては自然史・歴史・民族・美術・科学・技術・交通・海事・航空・軍事・平和などありますが、美術館、天文台、科学館、それに動物園、水族館、植物園なども含みます。

博物館の規模にもよりますが、大規模な館では、主任学芸員、専門学芸員、上席学芸員、課長、副館長、館長という職階を置くところもあります。

又、学芸員補という職もあります。
学芸員補は学芸員の職務を補助することを目的に置かれている職です。

学芸員になるには原則として国家資格が必要です。

 仕事内容

学芸員は博物館のなどで各種の資料の保管や展示、収集、研究や調査などの「博物館法」に決められた業務を行う専門職員のこと。

学芸員は、博物館資料の収集、保管、展示及び調査研究その他これと関連する事業についての専門的事項をつかさどる(博物館法第4条第4項)。一般に、学芸員が行う職務の類型は、研究・調査、収集・展示普及、保存・管理とされ、展示普及においては社会教育施設における教育従事者としての立場も含まれる。

引用元:wikipedia・学芸員

資格を取得してもすぐに職に就けるという職業では無く、基本的には主な勤務先とされる動物園や博物館、植物園などに連絡して空きが出るのを待つということになります。

なりかた・収入・等

給与、年収は各自治体、勤務場所で違ってくるのですが、一般事務職などとそれほど変わりはないようです。

学歴は不問とされますが、ほとんどの場合大学、大学院卒業者です。
専攻分野は、考古学、分化史、民族学を含む歴史学、美術史、生物学、地学を含む自然科学が多い傾向があります。

原則として博物館法で定められた学芸員の資格を取得しなければなりません。
試験を受けて資格を得る「試験認定」と、博物館に関する学識と業績があると認められたときに得る資格として「無試験認定」があります。

尚、学芸員補となる資格としては、高等学校及び中等教育学校を卒業した者や高等学校卒業程度認定試験及び大学入学資格検定に合格した者など、となります。

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