筆耕

◆筆耕とは

筆耕とはあまり聞きなれない言葉ですが、招待状や贈り物などの「のし紙」に宛名などを美しい字で書く職業です。

仕事先は、一流のホテルや百貨店の「筆耕室」という部署や葬儀社などの他、筆耕専門の会社もあります。

横断幕や賞状など、手書き文字が必要とされる需要がまだ存在し、日本の組織内では、毛筆での書が上達した者は重宝される。これを外注で行う場合は、安定した職業「筆耕」として成立している。
書道家による清書は、芸術の範疇というべきであり、単価もそれなりに高くなる傾向にあり、一般で言うところの内職とは一線を画するものである。またその一方で、家庭内での職を求める者を食い物にするような内職商法も存在する。

引用元：wikipedia・清書

なりかた・資格・収入・等

筆耕と一般の書道とでは、筆の持ち方一つから違います。そのため、書道の師範級の資格を取得したり、通信教育などで「賞状技法士」などの民間資格をとってもそれほど役に立たないようです。

資格をとるよりも、筆耕の経験者や修得者から書を習い、筆耕独特の美しい文字を書けるようになることが求められます。

筆耕会社の中には見経験者を育てることもあるようなので、入社してから技術を磨くという方法もあります。

収入

ワープロソフトを搭載したパソコンの普及で、手書きで文字を書くということが少なくなっています。

筆耕の収入はけして高くありません。そのため副業にしている人がほとんどです。

関連記事・参照先

• 日本賞状技法士協会
• wikipedia・清書