検視官・検死官

◆検視官になるには

「検視」とは犯罪の嫌疑の有無を明らかにするための刑事手続です。日本における「検視」は刑事訴訟法229条に基づいて施行されています。

法令用語上では下記のように定義されています。

「検察官、またはその代理人によって行われる死体の状況捜査のこと」

引用元:wikipedia・検視

日本では「検視から司法解剖」までの一括した概念で、「検死」と訳される場合もありますが、「検死」という言葉は法令用語には存在しません。

仕事内容

検視官とは、自然死以外の要因で死んだ場合、死体を解剖し科学的、医学的側面から死因を判断する医師の総称です。

死は自然死とそれ以外の死に分けられています。
自然死以外は「変死」として24時間以内に警察に変死届けを提出しなければなりません。

届出を受けた警察は変死体を検視し、それと同時に医師がこれを検視します。医師が検視した結果、犯罪に関係していると判断されると、検察官の指揮の下、大学の法医学教室で法医学の専門医が司法解剖を行います。

医師による検視で死因を特定できない場合は行政解剖が行われます。

行政解剖は監察医が行いますが、監察医制度が無い地方では法医学教室が司法解剖同様にこれを行います。

要するに、事件性があると思われる死体を解剖し、科学的な側面から新を判断する医師を「検視官」と呼びます。

なりかた・資格・収入・等

立場的には地方公務員か非常勤職員にあたります。

検死官になるための特別な道はないのですが、医師免許を取得し、委託などでその仕事を行うことになるになります。

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