国税専門官

◆国税専門官になるには

国税専門官とは、税務署や国税局・国税庁において、税務行政を執行する公務員のうち、大学卒業程度採用(国家II種相当)に当たる職員を指します。

仕事内容

国税専門官は3つに分類されておりそれぞれ業務が異なります。
対象となる税金は、所得税、法人税、相続税などの直接中央税(直接国税)及び消費税、酒税などの間接中央税(間接国税)。

  • 国税調査官・・・納税者から提出された確定申告書などに基づき、申告、納税が適正に行われたか調査する。
  • 国税徴収官・・・滞納された税金を徴収する。
  • 国税査察官・・・裁判所からの令状に基づき強制的に調査を行い、不正が発見され次第、検察官に脱税犯として告発する。

なりかた・資格・収入・等

国税専門官になるためには、国税専門官専門の採用試験を受け合格しなければなりません。

専門官基礎研修の後、実務研修、専門研修もあります。
この試験の受験資格は学歴は不問とされていますが大学卒業程度は必要で、さらに年齢制限も有りますので詳細は問い合わせてみることが必要です。

合格後は、各国税局に財務事務官(財務省職員)として採用され、税務大学校で約3ヶ月の基礎研修を受講します。

この基礎研修では税法、会計学等、税務職員として必要な知識、教養及び技能等を学習します。そして基礎研修修了後は各税務署に配属され、調査及び滞納処分等の事務に従事することになります。

その後、実務経験を3年ほど経て、又約7ヶ月間の専科研修を受講します。この専科研修は税理士法に定める指定研修であり、試験に合格すると税理士試験の免除が受けられます。

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