公害防止管理者

◆公害防止管理者とは

公害防止管理者とは、特定工場の公害防止施設や発生施設の運転や管理、維持、燃料などの検査を行う職業です。

公害防止管理者法が定められたことにより、「特定工場」に公害防止に関して必要な専門知識を持つ公害防止管理者を置くことが義務付けられています。

 

特定工場とは、公害防止組織の設置が定められている工場のこと。

対象となる業種は、製造業や電気・我ス・熱供給業。対象となる工場は、騒音発生施設、汚水等排出施設、ばい煙発生施設、特定粉じん発生施設、一般粉じん発生施設、振動発生施設、ダイオキシン類発生施設などの公害発生施設を設置している工場です。

なりかた・資格・収入・等

公害防止管理者の資格を取得するには、「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律」に基づき、資格認定講習を受講するか、国家試験を受験することになります。

資格認定講習を受講するには、管理者となる工場で一定期間の実務経験が必要です。国家試験を受験する場合も実務経験がないと合格するには難しいと言われます。

受験資格には学歴や年齢制限はないのですが、産業環境管理教会の発行している過去問題集などの資料で勉強するのが良いでしょう。

公害防止管理者は、地域住民との折衝の際に、工場側の代表となることもありますので、実際の職務にあたる際は、高いコミュニケーション能力も要求されます。

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