労働基準監督官

◆労働基準監督官になるには

労働基準監督官は厚生労働省の職員。国家公務員になります。
労働基準法や労働安全衛生法等を遵守させるとともに、法律で定められた労働者の権利を守るために使用者を監督し、適切な労働環境を確保するよう指導することを任務としています。

主に、厚生労働省の各部局等・都道府県労働局・労働基準監督署に配置され労働基準関係法令に係る行政事務を行っています。

仕事内容

 

厚生労働省本省や各地の労働基準局、労働基準監督署において、各企業でも労働条件の確保や改善のための業務に携わります。

全国の労働者の生命と健康を守るために、企業の賃金や労働時間、衛生・安全面などを調べたり、改善のための指導を行います。

時には、事業所などで悪質な法律違反などを見つけた場合は、機械等の使用停止させる権限としての司法警察官としての役目や、場合によっては刑事事件として検察庁に送検できる権限もあります。

なりかた・資格・収入・等

 

労働基準監督官採用試験に合格すれば職に就けますが、その合格率はけして高くない。法文系のA試験と理工系のB試験があります。学力は大卒程度。

視覚や聴覚、四肢の運動機能に異常が無く、試験実施年の4月1日現在で年齢制限21~29歳未満なら受験資格を得られます。

志望者が多い試験で合格率は一ケタ台と難関な試験です。積極的なコミュニケーション能力があり、まじめで誠実な人間性が求められます。

労働基準監督官の給与はというと、立場は厚生労働省の職員(国家公務員)にあたりますから、通常の公務員のように法にて定められます。

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