釣竿(和竿)職人

◆釣竿(和竿)職人とは

釣竿には、グラスファイバーを使ったものや、カーボン素材を使ったもの、あるいは竹(バンブー)を使ったものがあります。

竹を使ったものは、フライと呼ばれる毛鉤を使ったイギリス発祥のフライフィッシングに使用される竿があるのですが、他にも多くの種類があります。

一般的に知られるものとしては、石鯛竿や手ばね竿、キス竿、カワハギ竿、磯竿、小物竿、船竿、たなご竿などで、高いものは数十万円にもなります。

安価で大量生産されるカーボンロッドなどに押され気味ですが、ハンドメイドの和竿は根強いファンにより支えられています。

 

材質の種類

釣竿は中空構造(チューブラ)のものと、無垢(ソリッド)のものがあります。操作性や強度などでその使用目的、対象魚が変わります。

材質は主に、竹やカーボン、グラスファイバーなどです。

  • 竹(バンブー)・・・一般的に和竿、のべ竿と呼ばれる。紀州竿、庄内竿など。フライロッドも竹製のものがある。
  • グラスファイバー・・・ガラス繊維でできた竿。重量があり低感度だが強度は高い。安価なものが多い。
  • カーボン・・・炭素繊維でできた竿。カーボンロッド、グラファイトロッドとも呼ばれる。軽くて感度に優れる。
  • 補強繊維・・・アラミド繊維、ザイロン繊維、ボロン繊維など。主に竿の補強に使われます。

 

なりかた・資格・収入・等

釣竿(和竿)職人になるには、竿師のもとに弟子入りするのが一般的です。ただ単に竿を作れば良いと言うわけでなく、適した素材の選定、継ぎ方、塗装、釣り味の良さなどを追求していかなければなりません。

その道で名が通るようになるには、数年~十数年の修行が必要だともいわれます。

 

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