社会保険労務士

◆社会保険労務士になるには

社会保険労務士は、労働関係法令等の書類作成や企業の労務管理や社会保健の相談などを行うための資格です。

試験は国の管轄だったのですが、現在は厚生労働大臣の委託を受けて全国社会保険労務士会連合会が管轄し、社会保険労務士試験センターが試験事務を行っています。

 仕事内容

社会保険労務士は社会保険業務、労働問題に関する専門家です。

労働関係、社会保険関係の法令にもとずき、社会保険事務所や労働関係の諸官署に提出する申請書などの作成、帳簿書類の作成などを行います。

社会保険には健康保険、国民年金、厚生年金など様々な種類があり。関係する法令も50種類にものぼります。社会保険労務士は複雑で面倒な各種の申請や手続き、届出を企業主に代わって代行します。

又、社会保険に関する相談や指導も行いますし、保険料や給与計算も行います。

近年では、仕事の内容も広がりをみせ、顧問先事務所の労働時間や賃金、採用、配置、就業規則の作成など、人事・労務全般にわたるコンサルタントとしての役割が高まってきているようです。老後の年金を含む生活設計や介護の相談も行います。

なりかた・収入・等

試験に合格した場合は、社会保険労務士連合会に登録して、都道府県の社会保険労務士会に入会し業務を行うことになります。

必要な経験としては試験合格以外に、労働社会保険関係事務に2年以上の実務経験があることが、資格の条件です。

実務経験が無い場合は開業社会保険労務士の事務所などで、実務経験を積まなければなりません。

又、社会保険労務士連合会では2年間の実務経験と同等以上の経験を有するものと認める講習会を実施しています。

受験資格

  • 高等専門学校、短大、一部専門学校の卒業者が大学の一般教養科目修了後から62単位以上習得者
  • 公務員で行政事務に3年以上従事した者
  • 会社や労働組合などで労働社会保険諸法令の業務に3年以上従事した者
  • 上記と道東の知識、能力があると認められた者、等

年収・収入

年度にもよりますが、年収の平均は500~700万以上。
中には100万以上を稼ぐ社労士も存在します。

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