地方議会議員

◆地方議会議員になるには

地方議会議員は地方公共団体に置かれる議会である「地方議会」を組織して、その議決に加わることが出来る資格を持つ者で、選挙により選出されます。

選挙権を有するには以下の要件を満たす必要があります。

  • 日本国民であること
  • 年齢が満20歳以上であること
  • 引き続き3ヶ月以上その市町村の区域内に住所を有する者

被選挙戦の要件は以下のようになります。

  • 年齢25歳以上
  • 普通地方公共団体の議会の議員の選挙権を有する者

任期は原則として4年。補欠選挙、増員選挙で選出された議員の場合には、一般選挙選出の議員の任期と合わせ短くなります。

議員の定数は自治体の条例により定められています。
又、普通地方公共団体の議会の議員は衆議院議員又は参議院議員と兼ねることができませんし、地方公共団体の議会の議員及び常勤の職員等と兼ねることができないとされています。

 仕事内容

地方議会議員とは、地方の自治体の行政運営の監視や政策の提言、さらに条例の制定など、地方の行政を運営する重要な役目を果たす仕事を行います。

なりかた・収入・等

特別な資格は必要としませんが、選挙によって選出されるため年齢制限(25歳以上)があります。選ばれるにはその地での支持力、政治力は必要とされるでしょう。

報酬(給料)は自治体により違いがあります。基本的に税収が多い自治体は高額になります。最も多いのは東京都。年収は1000万を超えます。又、副議長や議長になると給料が高くなります。

ただし、市町村の合併により議員数が減少。議員報酬も削減の方向に向かっています。年金も在職12年を越えると支給されていましたが、年金財政の悪化に伴い制度は廃止されました。

関連記事・参照先

地方議会議員年金制度の廃止(総務省)

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