◆税理士になるには
税理士は税務に関するエキスパートです。
税理士法に定められる国家資格を取得し、日本税理士連合会(日税連)の税理士名簿に登録する必要があります。(税理士法第18条)
仕事内容
税理士は税務処理の専門家です。
その仕事は多伎にわたり、税務代理や、各種税務書類の作成、税務相談、時には資産運用や資産管理などの相談も受けることになります。
顧客に中小企業が多いことから、納税や会計の仕事に加えて、経営の問題や、財産の運用など、顧客の私事にわたることまで、相談、指導を求められます。そのため「中小企業の経営コンサルタント」と呼ばれることもあります。
なりかた・収入・等
国家試験の税理士試験に合格することが必要ですが、公認会計士や弁護士は特に税理士試験を受けなくても同様の業務を行うことが可能です。
ただしこの試験も簡単ではないし受験資格も厳しいので、専門の機関や学校で勉強するほうが合格率は高くなるようです。
試験は11科目あります。そのうち5科目に合格しなければなりませんが、「科目別合格制度」をとっています。これは、5つの科目を一度に取らず、計画的に1つづつとるというもの。税務署に3年以上勤務すれば受験資格が得られます。
資格取得後は税理士として実務経験を積んだ後、個人事務所を開業するケースが一般的です。尚、税理士業務を行うには税理士法第18条の規定に基づき、日本税理士会連合会に備えられた税理士名簿に登録をしなければなりません。
顧客の要望の多様化に伴い、複数の税理士や他の士業の人と共同で事務所を開業することも多いようです。
収入・年収
会計事務所に雇われている人で年収500万~800万程度。身分が高くなれば年収も上がるのが一般的です。経験と実績を積み、人脈を増やし独立すれば年収1000万以上も可能です。
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