税関長

◆税関について

税関とは、関税及び内国消費税等の徴収、輸出入貨物の通関、密輸の取締りなどを行う国の行政機関です。

日本には9つの税関{函館税関、東京税関、横浜税関、名古屋税関、大阪税関、神戸税関、門司税関、長崎税関、沖縄地区税関)があります。

そして、この他に税関支署、出張所、監視署などが置かれています。

税関の装備

税関には密輸の取り締まりや検査のために下記のような装備がされています。

  • 監視艇・・・港湾等での臨船審査や密貿易監視のための沿岸哨戒などに使用する船舶が配置されています。大きさや行動水域が異なります。
  • X線検査装置・・・荷物・貨物を開被せずに内容物の検査するために配置されています。
  • 麻薬探知犬・・・荷物に隠されている、密輸麻薬などの不正薬物を探知するよう専門の訓練を施された犬。爆発物や銃器を探知できる犬もいる。

税関職員になるには

税関職員は、税関に所属する職員のことです。税関は財務省の地方支分部局であり、職員は国家公務員にあたります。

階級は9種類。以下のようになります。

  1. 税関長
  2. 部長
  3. 部次長及び同相当職
  4. 本関課長及び同相当職(統括専門官)
  5. 本関課長補佐及び同相当職(上席専門官)
  6. 本関係長及び同相当職(専門官)
  7. 一般職員(特に高度の知識又は経験を必要とする業務を行う一般職員)
  8. 一般職員(相当高度の知識又は経験を必要とする業務を行う一般職員)
  9. 一般職員(一般的な業務を行う一般職員)

階級は制服・制帽・階級章が規定されています。

なりかた・資格・収入・等

高卒以上の学歴が必要です。
税関長になるには、公務員試験第1種に合格するのが近道になります。

税関研修所で研修することになりますが、この研修には、幹部、上中下管理者、新規、中堅、専門などの課程があります。

実際に税関業務を行って修練することになります。

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