心理判定員

◆福祉司心理判定員とは

心理判定員は、児童相談所や身体障害者更生相談所、知的障害者更生相談所、発達障害相談支援センター等の福祉施設において、心理学の専門学識に基づく心理判定業務に携わります。

具体的な業務としては、心理検査、知能検査、面接、行動観察などを行ったうえで、心理判定結果を出して、必要に応じて治療や指導を行います。

児童相談所の心理判定員については、「児童心理司」の呼称が用いられています。

児童相談所

児童相談所とは、、児童福祉法第12条に基づき、各都道府県に設けられた児童福祉の専門機関です。

0歳から17歳の者を対象に、家庭や学校などから児童に関する様々な問題に対して相談に応じたり、児童や家庭に、必要な調査並びに医学的、心理学的、教育学的、社会学的及び精神保健上の判定、保護者に必要な必要な指導を行うこともあります。

具体的な相談としては、養護相談や保健相談、非行相談、心身障害相談、育成相談です。

身体障害者更生相談所

身体障害者更生相談所とは、身体障害者の方に対して、専門職員が医学的・心理的判定及び相談・指導を行う機関です。専門職員は医師や心理判定員、ケースワーカーなどです。

他にも、身体障害者手帳の交付に係わる事務も行います。

知的障害者更生相談所

知的障害者更生相談所とは、知的障害を持つ方や家族等に、専門的な知識や技術を必要とする相談・指導を行う機関です。

又、18歳以上で知的障害がある人に対して、心理的判定や職務判定を行う自立支援を行ないます。

療育手帳の交付も行います。

発達障害相談支援センター

発達障害相談支援センターとは、発達障害がある方に対して必要な支援を相互的に行う専門機関です。

発達障害がある子供やその家族が、地域生活を不便なく送れるように、関係機関と連携して様々な相談に応じます。

なりかた・収入・等

心理判定員になるには、大学の心理学科卒業か、医師で精神保健に関する学職経験が必要です。

上級(1種)地方公務員試験に合格して、専門職採用試験などを経て、児童相談所や福祉使節に配属されます。

「臨床心理士」資格の有無を重要視されることが多くなっています。

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