手話通訳者・手話通訳士

◆手話通訳とは

手話通訳は音声言語と手話間、あるいは国際手話と日本手話のような異なる手話間を変換して通訳することです。

手話通訳の資格制度には、構成労働大臣認定の「手話通訳士」と都道府県認定の民間資格「手話通訳者」があります。

又、市町村には「『障害者の明るいくらし』促進事業」及び「市町村障害者社会参加促進事業」に基づいて養成された「手話奉仕員」が置かれています。

仕事内容

手話通訳者は「手話」を使って、聴覚障害者やその関係者とのコミュニケーションを計り社会参加へのサポートを行う福祉労働です。

他の職務との兼任が多い職業で、委託やアルバイトといった形が普通です。

なりかた・資格・収入・等

手話通訳士

聴力障害者情報文化センターが厚生労働省かえあ実施を委託されている「手話通訳技能認定試験」に合格した上で、聴力障害者情報文化センターに登録する。独占業務ではないので資格取得により限定される場面は一部の場合のみ。

手話通訳者

都道府県が認定した民間機関である「全国手話研修センター」が実施する手話通訳者全国統一試験に合格すれば得られる呼称。通訳者を養成するための手話通訳者養成講座も用意されている。

手話奉仕員

市町村が実施する手話奉仕員養成講座を修了しなければならない。手話奉仕員養成講座は入門課程と基礎課程に分かれているが、基礎課程を修了し、登録すると手話奉仕員となることができる。

全国手話検定試験

社会福祉法人全国手話研修センターが実施する民間資格。
手話学習者のコミュニケーション能力をレベルに合わせて認定する検定試験で1~5級(準1級含む)まである。

受験資格は特に無いので誰でも受けられる。試験は毎年10月ごろ行われる。

手話技能検定

NPO法人「手話技能検定協会」が実施している民間資格。手話の技能の検定試験で、1級、準1級、2級、準2級、3級~7級までの9段階に分かれている。

受験資格は準2級から7級までは不問。2級は準2級の合格者、準1級は2級合格者、1級は準1級の合格者。

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