鯨類調査員

◆鯨類調査員とは

鯨は今現在、商業目的に捕獲することは国際的な枠組みで禁止されています。

鯨類調査員は、捕鯨を認めている立場をとる日本が、鯨類が資源として有効利用できることを証明する科学的データを収集することを目的に調査を行います。

調査の内容は、鯨類の動向や分布、漁業との競合問題についてなど。
調査自体は、観察や標本としての捕獲に分かれています。

鯨類調査は水産庁の補助事業です。調査計画は官民一体で協議され、農林水産大臣の許認可で設立された日本鯨類研究所が実施します。

調査団は、日本鯨類研究所を中心に、水産庁遠洋水産研究所や、船舶を提供する共同船舶株式会社などで成り立っています。

クジラを捕獲する場合は、日本政府の許可を得る必要があります。

 

なりかた・資格・収入・等

学歴としては、鯨類調査研究のための専門知識と技術が必要ですから、水産学部や海洋学部、農学部などで修士、博士課程を修了しなければなりません。

水産庁に入り、鯨類資源を担当するためには国家公務員の資格を必要とします。

又、専門能力だけでなく、長期間船上で生活しなければならないので、体力と精神力も求められます。

 

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